モルタル土間を取り入れる方が増えてきました。。あのモルタルの色合いといい雰囲気が素敵です。でもモルタルのひび割れが・・・
モルタルのひび割れも味と言えば味なんですが、でもやっぱり気になりますよね・・・
そこでフレキブルボードと言う材料を使えば、モルタル土間やモルタル壁風に仕上げることができます。
今回はモルタルの代用として使えるフレキシブルボードについて説明していきたいと思います
まずモルタルとはなに?
まずモルタルがなぜひび割れるのか?モルタルの性質を知る所からです。モルタルとは、セメントに水と砂を混ぜたものをモルタルと言います。モルタルがひび割れを起こす1番の原因が乾燥です。
モルタルは乾燥すると、収縮します。その収縮にモルタルがついていけない為にひび割れができます。動きにモルタルが自体がついていけない。
家は微妙に動いています。体に感じないほどの微量です。この微量の動きに固まったモルタルがついていけずに、ヘアークラックと言われるひび割れが起こります。ヘアークラックとは、髪の毛ほどの細い亀裂の事を言います。
モルタルの場合、必ずと言っていいほどヘアークラックが現れます。特に構造上に問題があるわけではありませんが、このひび割れる(ヘアークラック)モルタルの性質を改善したものに、モールテックスという材料があります。
ではモールテックスを使えば、ひび割れないモルタル土間が作れるじゃない!とおもいますが、モールテックスびっくりするぐらい高いです。モールテックスが高い原因は、まず専門の人しか塗れない。
普通のモルタルの場合は、左官職人ならだれでも塗れますがモールテックスの場合、お金を払ってその権利を購入し事前に実習を受けた者しか塗れません。
また塗り工程も特殊で、普通のモルタルよりも更に塗り工程が増える為その分の費用が掛かります。これらがモールテックスが高い原因です。
因みにコンクリートとモルタルは、にてるようですが違います。コンクリートは、セメントに水と砂と砂利を混ぜだもので、砂利が加わるとコンクリートです。
モルタル土間の注意点
モルタルの土間は、硬化直後からヘアークラックが入ってきます。ヘアークラックは、モルタルの土間などを採用するときに皆さんが最も気になる点です。
モルタルの土間や壁にモルタルを使った時に、必ずはいるのが「亀裂」です。どんなに丁寧に仕上げてもこの亀裂は必ずはいります。早ければモルタルが硬化後すぐに入る場合もあります。お引き渡し前に既に亀裂が入っていることも多々あります。
モルタル土間のこの亀裂もモルタルの味ですが、やはり気になる方も多いのが現実です。亀裂は気になるけどモルタルの雰囲気をリノベーションに取り入れたいという方も多いと思います。
そこでモールテックス以外に、モルタルのひび割れを抑えてモルタルみたいにできないのか?という事で、フレキシブルボードという材料の出番です
フレキシブルボードという素材
亀裂は気になるけど、モルタルに似た質感で同じような雰囲気を出せないか。そう言った方におすすめなのが「フレキシブルボード」という素材です。
フレキシブルボードは、セメントと石綿を水で混ぜて板状に加工した材料です。耐衝撃や耐水性に優れたボードで、一般的には下地材として使われてきました。
フレキシブルボードを取り入れたリノベーション事例「明石市A様邸」
でもフレキシブルボードを使った部屋の内装をあまり見かけないですよね。それは、フレキシブルボードに理由があります。まずフレキシブルボードは、板状のため切断するのが大変。フレキシブルボードは、硬い材料なので切断がもう大変です。
次に、フレキシブルボードを止めるのに何で留める?という問題。木板などはビスで簡単にとめれますが、フレキシブルボードは固いのでビスが折れる事もあります。
じゃあ何で止める?となるわけです。フレキシブルボードを留めるには、まずキリなどでした穴を開けてからビスとボンドで留めるのがいい方法です。そして1番嫌がられる原因が重たい。
そうです、フレキシブルボードは重たいのです。だからあまり部屋の仕上げで見かけないのが主な原因です。
フレキブルボードの厚さは、4mmまたは5mmといった厚さがあります。たかが4mm程度ですが、石灰と水を混ぜて作られている為に非常に重たいです。重さ≒10キロ程度あります。
使い勝手が少し悪いフレキシブルボードですが使うとモルタルみたいになります。フレキシブルボードは、セメントなのでモルタルに似た表情をしてます。モルタルのようにひび割れることもないのです。
まとめ
今回のおさらい
- モルタルはヘアークラックが必ず入る
- フレキブルボードでモルタル風にもできる
- フレキブルボードを止める時に注意が必要
フレキシブルボードは、元々下地材として使われていたため材料自体はとても優れた材料です。モルタルを土間などにリノベーションで取り入れたいけど亀裂が気になる・・そんな方にはフレキシブルボードがおすすめです。
しかしフレキシブルボードにもデメリットがあり、やはり完璧な材料というのはなかなか難しいです。モルタルの亀裂が気になるという点だけみれば、フレキシブルボードを使うという選択肢も取り入れるのは良いことだと思います。
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