リノベーション概要
築数十年の為設備の老朽化や部屋の痛みなどありました。基本的な間取りは変更せずのリノベーションです。
キッチンや洗面化粧台は構造用合板で作ったオリジナル。トイレは節水型のタンクレストイレ、壁は珪藻土仕上げ、床は檜の無垢フローリング、また今回初めて使った青いタイルがこの部屋の一番のポイントになりました。
天井はコンクリート現しとし青いタイルと構造用合板の造作やオリジナルの建具・レトロな照明がマッチしたレトロ感漂うお部屋になりました。
建物データ
●場所:大阪府堺市●構造:壁式構造 マンション・団地●工期:約3か月●ご夫婦
◎出会い編
大阪府堺市にお住まいのMさん。Mさんとの出会いは、団地を購入されてリノベーションしてもらえる所をお探しになっていた時に、私たちのホームページよりお問合せを頂きました。
Mさんの購入された団地を見せて頂く為に現地で待ち合わせたのが初めてお会いした時でした。
当日私が違う団地で待っていたというハプニングで待ち合わせの時間に大分遅れてしまったにも係らず、待って頂いていたのを今でも覚えています・・・Mさんと団地を見た時は、長年住まれていなかったようでかなりの痛みなどがありました。
全体的に改修しなければ住める状態ではなかった為どんな間取りでどんなリノベーションができるのかなどをご説明させて頂いた後にMさんのご希望などをお聞き致しました。
◎初回打ち合わせ編
Mさんご夫婦は、共働きの為堺市の現場となる団地にて夜にお打合せをいたしました団地特有の「壁式構造」という構造の為、取れない梁や壁がある事をご説明させて頂きリビング・ダイニング・キッチンを兼ねた1室と寝室や客間となる和室と収納などに使える1部屋という構成でまずは検討という事になりました。
またその時に団地の浴室は、昔ながらの浴室だったためユニットバスに変更する事は最重要課題でした
◎プランご提出編
リビング・ダイニング・キッチンを出来るだけコンパクトにまとめる事で、限られたスペースでも広く見える様に、キッチンは壁に面して設置する方向になりました。
打合せの段階から、浴室から水漏れしている事をお聞きしていたので、今後水漏れが起こりにくい様にお風呂は、ユニットバスとすることになりました。
収納となる部屋は、Mさんご自身でDIYをしたいというご希望がありましたので下地の壁までこちらで仕上げて、住んでから好きな様にしてもらえるようにしました。
元々トイレと洗面の間には、ドアを設けたプランをご提案していたのですが限られたスペースの為、出来るだけ窮屈感をなくすという意味でドアは取りやめて洗面とトイレ一体の部屋という方向になりました。
◎工事編
まずは、工事が始まる事を近隣住民さんにご挨拶させて頂きました。解体工事が始まると、当初お聞きしていた「浴室の下階への水漏れ」が確認できたため管理組合さんに確認して頂き、工事の承認をもらったのですが、この管理組合さんがなかなか動きが遅く、Mさんから管理組合さんにお話をして頂いきMさんにはご迷惑をおかけしてしまいました。
キッチンやお風呂の選定・床の仕上げ・壁の珪藻土などその工程ごとに確認をして頂き気になる事はその都度ご相談しながら、出来る事と出来ない事や変更点などをご説明させて頂きました
。完成後に冷蔵庫などの家電を購入され、その搬入に立ち会わせて頂いた時の搬入業者さんが言われたひと言が今でも良い記憶として残っています。
ちょっとレトロで味のある雰囲気の団地リノベーションになっています
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